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九十九里浜のキャンプ番長ライダースベース99へ

2025-03-22~23

 ここのところずっとキャンプツーリングに出掛けることができませんでした。ようやく春がやってきたのでトレーラーを牽いて出掛けることにします。
 千葉県の九十九里浜にあるキャンプ番長ライダースベース99へ行きます。ここはバイク専用のキャンプ場(コテージもある)で海まで歩いて5分という浜辺にあるので、釣りもできるんじゃないかと目星を付けました。

 出発の何日も前から少しずつアルミコンテナDELTA/MT Extreme X 73にキャンプ道具を詰めて準備を進めました。3月22日(土)の朝にトレーラーに載せて、NB-12マルチレインバッグ(デグナー)をサイドバッグにセッティングして、荷台に荷物を載せて、とあれこれ準備を進めると、出発は正午になっていました。

連結完了
連結しました

出発前のメーター
出発前のメーターです

 川口中央入口から外環道外回りに乗り、京葉道路へ入る京葉JCTの手前から大渋滞に捕まってしまいました。首都高湾岸線~東関東道のルートは電光掲示板に火災による渋滞で通過に45分と表示されています。仕方なくそのまま京葉道路を進むもずっとノロノロ。原木ICで降りてガソリンスタンドで給油、休憩を余儀なくされる程でした。

 再び走り出し、隣の船橋ICから乗ろうとすると、今度はIC手前の一般道がビッタリ止まって動きません。ようやく京葉道に乗ってもまた渋滞で、花輪ICの手前でようやく流れ始めましたが、もうほとほと疲れました。船橋辺りの人達ってこんなに鬼畜な渋滞でよく生きていられるな?と呆れるやら。

 京葉道路を進み、千葉東JCTから千葉東金道路へ入ります。野呂PAで一旦休憩して遅い昼ゴハンをとります。この時既に15時過ぎでした。

お昼ゴハン
お昼ゴハンは惣菜パンと飲むヨーグルト

 東金JCTで圏央道千葉区間に乗り換えて松尾横芝ICで降りました。そこから連結する銚子連絡道路は最近できたような綺麗なバイパスで実に快適です。リジッドフレームのロードホッパーなら段差やデコボコの無さを身に染みて感じられるのです(苦笑)。匝瑳西の交差点で右折してバイパスを外れるのが惜しい程でした。
 舗装の荒れた古くからの道を走って、堀川浜の交差点で突き当たると九十九里ビーチラインです。左に曲がって銚子方面へ少し走ると、キャンプ番長ライダースベース99へ到着しました。16時半から17時近かったと思います。

 場内に進むと中央の広場に出たので一旦停車すると、女性のスタッフが声を掛けてくれました。聞くとこれと言ったチェックインはないそう。ウッドデッキのテントサイトを案内してくれましたが、途中に階段があってバイク横付けは不可でした。ウッドデッキ用のペグがどこにあるか分からない(結局デッキの上に置いてあった)とも仰るし、アルミトランクを下ろしてウッドデッキまで持ち運ぶのも難儀なので、中央広場でテントを張らせて欲しいと言ったらOKでした。

 荷物を下ろして設営を始めます。今回は遅くなってしまったので、ライダーズワンポールテント(DOD)を立てるのみにします。ペンタシールド(SnowPeak)も持ってきたのですが、映えとか何とか言ってたら、真っ暗になっちゃいます。

 バッグインベッド(DOD)を組み立てて、寝袋のダウンハガー800 #2(Mont-bell)を広げて、枕に空気を入れたら寝る準備はOKです。ランタンフック(短)をポールに掛けて、折り畳みハンガー(ダイソー)を使って革ジャンを吊るします。今回初めて革ジャンでキャンプツーリングに来ました。脱いでバイクに一晩中掛けっぱなし→夜露でびしょ濡れというのも嫌なので、テントの中で共に一泊して貰います。

 チェアワン(Herinox)ライダーズテーブルTB1-461(DOD)廃版を設置します。
 既に暗くなってきたのでポップアップランタンプロ(DOD)廃版を出して点灯します。ソーラーパネル付き折り畳みランタンのキャリーザサンは充電できずに出番無しです。無念。

 とりあえず腰掛けて一息つきました。これからどうするか…。凝った調理をする体力気力は残ってませんが道具を出します。アルミロールテーブル(キャプテンスタッグ)を据えて、B6君(笑's)を置きます。もう一つの熱源はバーナー(EPI)を準備し、こちらはお湯を沸かすなど補助的に使います。
 今回初登場のハンギングラック(ダイソー)を脇に配置します。ケトル、マグカップ等を吊るしたら片付くだろうと導入しました。今日はタープポールが無いのでランタンハンガーの代わりにLEDランタンのビーコンライトLED(BAREBONES)も吊るしました。

 この時点で18時過ぎでした。最寄りのスーパーマーケット、ビッグハヤシは19時までの営業です。お惣菜などを買って晩ゴハンにしようとバイクで向かいます。
 日が落ちてぐんぐん気温が下がってきたので温まれるものを…と、200mlペットの焼酎博多の華、牛スジの煮込みレトルトパック1袋、ホルモン味噌炒めの惣菜パック、ポテトサラダ小1パック、調理済焼餃子6個入りパックを晩ゴハンに購入しました。
 他に飲料水500mlペット1本、麦茶500mlペット2本を買ったものの、ここで痛恨の失敗をしており、翌日の朝ゴハンを何も買わなかったのです。当初の予定では食パン8枚切りを2枚持ってきていたのでホットサンドの具材やカップスープを買うつもりだったのにすっかり失念していました。

 19時頃、サイトに戻ってきたら遅めの晩ゴハンに取り掛かります。まずはB6君に燃料のエコココロゴス・ミニラウンドストーブ4(ロゴス)を2ケ入れ、スライドガストーチST-480C(SOTO)で着火します。ちょっと時間が掛かるものの、ちゃんと火が着くのは優秀です。

燃えてます
暖を取るも良し、焚火気分で眺めるも良し

 今回初めて野外に持ち出したコフラン・ホットサンドクッカー(A&Fカントリー)を煙が出るまで熱したら餃子を投入します。既に焼いてあるので焦がさないように温めるだけです。うむ。旨い。
 続いてホルモンの味噌炒めを温めます。これも調理済みですので温めるだけ。簡単。

焦げ付きもなし
ホルモンの味噌炒め

 その脇のバーナーにはバーナーパッドS(ユニフレーム)を敷いて、アルパインクッカースクエア13に牛スジの煮込みレトルトパックをあけて温めます。

温めるだけ
牛スジの煮込み

 牛スジ煮込みの煮汁が沸騰しかけたら慌てて火から下ろし、水を入れたケトルに替えてお湯を沸かします。お湯が湧いたら焼酎のお湯割りでお腹の中から温めます。

 晩ゴハンを完食して、ウルトラライトダウン(ユニクロ)を脱ぐくらい温まったら、疲れから椅子でうっかり寝てしまいました。寝覚めしないよう慌てて寝る支度を整えます。
 フリースのズボンに履き替え、巻きポカ足首用を装着し、ネオプレーンソックス(ダイワ)を履いて、寝袋に潜り込みます。
 一旦椅子で寝てしまったことと、足首より先が温まるのに時間が掛かったため、少しの間目が冴えてしまったのですが、それでも程なく寝てしまいました。21時くらいじゃなかったかなぁ?

 トイレに行きたくて起きたら4時でした。目覚ましは5時にセットしていたので、これから1時間だけ寝るか、そのまま起きておくか…?悩んだ末にもう一回寝ました。
 5時のアラームが鳴ったので慌てて止めて、次の5時半のアラームまで寝ました。ここで釣りをしないでこのまま寝続けちゃおうか?とも思ったのですが、この日は意外にも起きました(笑)。

 釣りの準備に取り掛かります。今回狙う魚はヒラメです。3月は産卵後で食味の評価が一番低い時季。九十九里でのヒラメのベストシーズンは11月下旬と4月~6月だそうですで、まだちょっと早いかもしれませんが、3月も下旬に入っているのですから可能性はあるでしょう。

tackle
本日の道具

ROD: トラギアノートS1006MH(エイテック)
REEL: レガリス3000H(ダイワ)
LINE: ピットブル4 PE1.5号(シマノ)
LEADER: ディーフロンアルファ磯 フロロ6号 3m(ダイワ)

 今回は水に入らないのでウェーダーを履きません。靴もバイクに乗る時に履いてきたダナーフィールド(ダナー)のままですので、一応ゴアテックスを使った撥水加工がされているものの、絶対に濡らさない覚悟で挑みます。

 キャンプ場を出発したのは6時頃だったと思います。テクテクと歩いて行くと、意外に波打ち際まで距離があります。

航空写真
航空写真

 するっと右へ曲がって西へ進み、新堀浜球場(あったかな…?)側から海へ接近したのですが、その際にはもう左手(東)に見える堤防まで歩く元気はないなぁと感じてしまいました。自ずと右へ右へと西側に見えるヘッドランド(錨状の堤防)へと向かいます。
 このヘッドランドの先まで歩いたのですが、結構な距離がありました。白線のように直接波打ち際へ進めば近いのですが、結構な数のサーファーが居たのです。寒い時季なのにこんなに居るとは驚きです。

 数年(十数年?)前に砂浜からのヒラメ釣りに挑戦した際に買い集めたミノー・メタルジク・ジグヘッド&ワームを引っ張り出したものに加え、今回新たに一つ、モンスターショット(S)95mmというシンキングペンシル?を買ってみました。

 ヘッドランド周辺はサーファーが居ないので、ヘッドランドに乗ってルアーを投げます。ところが足元の石積みにルアーが引っ掛かってしまいます。ルアーを失くしては糸を結び…を何度繰り返したことでしょう。

ヘッドランドから海を臨む
ヘッドランドから海を臨む

 数個のルアーを失って僕の気力も失われていきました。トホホ。砂浜から投げるならばこんなに引っ掛かることもあるまいに…。どこかサーファー達の邪魔にならないところは無いかのう。
 9時頃に釣り終了としました。足取り重くポテポテと砂浜を歩いてサイトへ戻ってきました。

幕内の様子
幕内の様子

 のんびりと朝ゴハンを食べます。EPIのバーナーを使ってケトルでお湯を沸かします。ここでハタと昨晩、明朝分のゴハンを買うのを忘れてたと気付いたのです。ドリップバッグのコーヒーを淹れて、ホットサンド用にと持ってきた食パン2枚を、何も付けず焼きもしないでむしゃむしゃと食べました。

 チェックアウトは11時までですが、10時前には早めにサイトの撤収に取り掛かります。

出発前
出発準備完了

 トレーラーを繋いで出発しようかと思った時に、キャンプ場の代表の松崎さんが来ました。予約の際にバイク用トレーラーですか?見てみたいですねとメールで頂いたので、一目ご挨拶したいなぁと思っていたんですよね。
 松崎さんはハーレーのスポーツスターのオーナーでもあり、トレーラーを面白がってくれました。

 お昼ゴハンは彼女から情報を貰った海の駅九十九里へ行って、はまぐりラーメンを食べます。キャンプ場を出て、県道30号線(九十九里ビーチライン)を気持ちよく走ると、たくさんのバイクとすれ違いました。この日は東京都心(大手町)で気温が25℃になるほど暖かく、オープンカーにも3台すれ違ったほどの、まさに行楽日和でした。

 海の駅九十九里へ着いて、二階のフードコートの奥の店で注文しました。

はまぐりラーメン
はまぐりラーメン

 はまぐりの旨味が溶け込んでいる塩ラーメンで美味しかったです。

ソフトクリーム
ソフトクリーム

 食後のデザートはもちろんソフトクリームです。ミルクといちごのミックスを注文しテラス席で食べたら、気温はまさにピッタリ(つまりちょっと高め)でした。

 海の駅九十九里を出て、次に向かうは史跡伊能忠敬生誕の地です。コロプラのおみやげ古地図の手ぬぐいをゲットするのです。
 水田と住宅が組み合わされた、まさに田舎の町の細い道をゆっくり走っていくと石碑が現れました。以前はここに家が建っていたんだろうなと思わせる空き敷地を整備した史跡です。

生誕の地
伊能忠敬生誕の地

 無事ゲットできたので帰路へ付きます。小道を抜けて本通りに出ると交差点やコンビニなどでチョコチョコと恥ずかしいバイクを見掛けます。走るうちに次第に増え、コンビニの駐車場に30台くらいが集まっていました。なんだなんだ?祭りか?と思っていたら、東金あたりのコンビニでさらに増えました。集会ってやつでしょうか。令和の時代になっても、まだこんなに居るんですねぇ。

 帰り道はやはり京葉道路に渋滞の表示が出ていたので、東関東道から首都高湾岸線を通って外環道へ入るルートを選ぶと、渋滞につかまることなく家まで帰ってこれました。
 暗くなる前にトレーラーを切り離してアルミトランクを下ろすまでの後片付けが済んだのは、僕のツーリングでは珍しい(笑)ことでした。

 始めに外環道・京葉道路での渋滞が全ての予定を狂わせてしまい、最後まで尾を引いた感があります。キャンプ釣ーリングでのんびりするにも釣りをするにも、やっぱり時間が無いと苦しいですね。

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